2020年11月13日 、クルド難民デニズさんの裁判がありました。20人ほどが傍聴しました。
裁判の報告を、デニズさんのドキュメンタリーを作るために熱心に取材してくださっている慶応大学の学生さんが書いてくださいました。
ぜひご覧ください。
2020年11月13日(金) クルド難民収容者暴行被害国賠訴訟
デニズさん裁判傍聴 (報告 飯野遼平)
本日の裁判は傍聴は20人程度で抽選はありませんでした。
裁判の内容についてですが、事前に提出しているビデオで確認することのできる暴行の違法性についての主張の書類確認を行いましたが、様々違法ではないかという点が浮かんだことから弁護士側がすべてを主張しきれていないということで追加資料を年明けに提出することとなりました。
次の裁判は2021年2月5日(金)の午前10時、同じく103法廷で行われます。今回や追加提出資料に対する国側の反論が予定されています。
その他行われたことについては、入管が提出した資料について冒頭の薄暗い部分は動画ファイルを圧縮しているため何も見ることができないが、オリジナルの動画であれば輪郭が確認でき、デニズさんが職員の腹部を蹴った決定ないということの事実確認が可能になるのではないかとのことからオリジナルのファイルの提出を弁護士らが求めることとなりました。腹部を蹴った事実の有無に関しては隔離措置の根拠がそもそもあったのかということを議論するうえで重要とのことです。
それに対して国側は職員の顔が映っていることが考えられ、2,3週間検討する時間が欲しいとのことでした。