写真展・絵画展
クルド人写真家Refik Tekin写真展・クルド人ジャーナリストZehra Dogan絵画展
「トルコにおけるクルド人の抑圧」
【同時開催】
写真展・パネル展示「外国から来た人と ともに生きる 〜改正入管法施行を前に 日本で暮らすクルド難民の今〜」
開催日:2019年3月23日(土)~3月29日(金)開催時間:9時00分~21時00分 ※最終日は17時まで 入場無料場所:日本教育会館1階 一ツ橋画廊 (101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2)http://www.jec.or.jp/index.html主催:クルド人難民Mさんを支援する会
開催趣旨:
クルド難民と、私たちはともに生きたい
改正入管法施行により4月から多くの外国人労働者を迎えます。 日本には既に128万人もの外国人が労働者として生活しており、その労働力に頼らずには日本社会を維持できないのが実情です。
また、埼玉の蕨や川口には多くのクルド難民が住んでいます。クルド難民が日本にやってきてから20年ほど経ちましたが、日本政府はトルコ国籍のクルド人をこれまで一人も難民として認定していません。
長く日本社会で暮らし、地域に定着しつつあるにもかかわらず、多くのクルド人が正規の在留資格が得られないため、就労や就学などの面で非常に不安定な生活を強いられています。なかには入国管理国の収容施設に拘束され、帰国を迫られる人 も。 背景には迫害から逃れてきた難民を「難民性が認められない」とし、帰国を迫る日本政府の方針があります。
私たちは様々な事情を抱えて外国から来た人たちと、どのように暮らし、どのような社会を作ってゆきたいのか。
難民がどういった状況から逃れて来たのかを知り、共生への道を模索します。
レフィク・テキン(Refik Tekin)プロフィール
ジャーナリスト。
トルコ・ハッキャリ県シェムディンリ市生まれ。2006-2012年、「クルディッシュレポート新聞」、「メトログラフィー通信」でカメラマンとして勤務した。その後2016年10月に非常事態政令で閉鎖されたIMC TVディヤルバクル支局に勤務。ジズレ市の外出禁止令38日目に取材中負傷したが、それでも尚、周囲で起きていることをカメラ映像に収め続けた。この「市民が銃撃下に」という名前の映像で、2016年にメティン・ギョクテペ・ぺジャーナリズム賞、2016年にハルクエヴレリ報道の自由賞、2016年トルコジャーナリズム業界(TGC)報道の自由賞、2016年に人権協会(IHD)アイシェヌル・ザラコル思想・表現の自由賞を受けた。
ゼフラ・ドアン(Zehra Dogan)プロフィール
芸術家、作家、ジャーナリスト。
フェミニスト機関JINHAの創設者。トルコ政府からは「違法団体」のメンバーであると非難されている(トルコでは150人以上のジャーナリストが投獄されてる)。トルコ政府は彼女が書いた記事や絵のデッサンを理由に2016年7月21日に逮捕・投獄。2年10ヶ月の実刑を受ける。2019年2月24日に釈放される。
中国出身の現代美術家、艾未未(がい みみ・AiWeiwei)は国際ペンクラブを通じ、彼女の即時釈放を書簡によって求めた。 国際ペンクラブとアムネスティインターナショナルは、ゼフラを2018年に擁護するべき政治囚の一人とした。ストリートアートアーティストのバンクシーは、ゼフラに敬意を表し、マンハッタンの街中に巨大な壁画を作成。「釈放せよ」と書き添えた。