クルド人難民Mさんを支援する会

日本で難民申請をしているクルド人の難民Mさんとご家族を支援する会のブログです。

300人以上にご来場頂き無事に終了しました!写真展「在日クルド人は今 ー送還の危機に立たされるクルド難民とトルコにおける抑圧」



写真展「在日クルド人は今 ー送還の危機に立たされるクルド難民とトルコにおける抑圧」は、お陰様で無事に終了しました。
6日間の写真展を通じて、300人以上の方にご来場頂きました。
たくさんの方にお越し頂き、大変嬉しく思いました。本当にありがとうございました!

在日クルド人に対し、かつてないバッシングが行われています。クルド人コミュニティのある埼玉の川口や蕨では、ヘイトデモが繰り返され、SNSでは事実に基づかないデマ情報や誹謗中傷が溢れ返っています。
 しかし、こんな時だからこそ、支援者として正しい情報を発信していかなければならないと思いました。
写真家の鈴木雄介さんには、日本で暮らすクルドの人々の日常生活の写真をご提供頂きました。躍動感溢れる写真に、多くの来場者が見入っていらっしゃいました。とりわけメインビジュアルを飾って下さった小学校の入学式を終えたクルドの母子の写真は、たくさんの方がとても素晴らしいと、口々に仰っていました。
また、ヘイトスピーチ現場の様子を生々しく捉えた貴重な写真もご提供頂きました。
支援団体の「在日クルド人と共に」の皆さんには、写真パネルの貸し出しをはじめ、多大なご協力を頂きました。
クルド人写真家のレフィク・テキンさんからは、トルコでクルド人が差別や迫害されていることを示す数々の写真をご提供頂きました。2014年のコバニ事件、それに続く2024年のクルド人政治家への不当判決、2015〜2016年のジズレをはじめとするクルド市民の虐殺、失踪するクルド人クルド の人々の暮らし、ダムに沈むクルド の村など。
日本ではまだまだ知られていないクルド難民問題ですが、レフィクさんの写真のお陰で、クルドの方々がなぜ遠い日本に逃れてくるか、ご理解頂けたと思います。
ジャーナリストの樫田秀樹さんには、クルド難民デニスさんの長きにわたる闘いを記録した貴重な写真をご提供頂きました。入管収容施設内で受けた集団暴行についてデニスさんは裁判で闘い続け、遂には最高裁にまで上告しました。
日本の入管収容の問題点を裁判を通じて告発し続けるデニスさんの闘いに引き続きご注目下さい。
クルド難民Mさんとそのご家族には、多数の写真やお子さんたちが書いた日本語の手紙などをご提供頂きました。トルコと日本での暮らしや、迫害と2つの地震に翻弄された思いをお聞かせ頂いたことで、私たち支援会メンバーもより理解を深めることができました。Mさんの腕の骨折や、妻の目の病気、お子さんの日本語学校の学費の工面、短期滞在資格の延長など、緊急に取り組まないといけないことが多数あります。Mさん家族だけでは到底乗り越えられないことばかりで、支援の必要性を痛感しました。
現在、緊急で寄付キャンペーンを行なっていますので、ぜひご協力頂ければ幸いです。

【緊急キャンペーン】Mさんとご家族の「手術代・医療費・学費」緊急支援にご協力ください!
■銀行振込 中央労働金庫 一ツ橋支店(普通)4360458 
■クレジットカードでのご寄付はこちらから。
目標:250万円(キャンペーン期間:開始日2024年6月14日~終了日7月31日)
   特設サイト 

https://syncable.biz/campaign/6062/

今回、多数のボランティアの方々に助けて頂き、写真展を無事に終了することができました。在日クルド人へのヘイトが急増しているため、警戒の為の見守りに、多くの方に在廊をお願いしました。
駆け付けて下さった皆様に、心より御礼申し上げます。
入管法の改悪により、クルド難民をはじめ日本で難民申請をしている方々は更なる危機に立たされようとしついます。
写真展を通じて、クルドの方々の日常や取り巻く状況を知って頂き、多くの方が心配し、心を寄せて下さいました。
私たちはこれからも地道に発信を続け、共生への道を見つけていきたいと思います。
 
世界難民の日企画 難民・入管問題 写真・パネル展

「在日クルド人は今 ー送還の危機に立たされるクルド難民とトルコにおける抑圧」

開催期間:2024年6月17日(月)~ 6月22日(土) 13:00~19:00 (最終日は17:00まで)

会場:日本教育会館1階 一ツ橋画廊 
   (東京メトロ半蔵門線・都営新宿線都営三田線神保町駅A1出口)

観覧料:無料

共催:クルド人難民Mさんを支援する会・クルド難民デニスさんとあゆむ会
協力:在日クルド人と共にHEVAL