支援会のミーティングを行いました。会場はいつもお世話になっている蕨のブックカフェ、ココシバさんです。Mさんも参加して下さいました。
3月16日の講演会について、意見交換をしました。
当日回収したアンケートを見るとかなりの回収率で、どなたも皆、熱い感想を書いて下さっていました。
「クルド人弾圧の映像は衝撃だった。「これは帰ってはいけない!!」と感じた。」
「多様な角度からクルド問題、日本における難民問題を考える機会となりました。」
「蕨に在住しているので、クルド人の方のことは知りたいと思い、いろいろ参加していますが、なかなか難しいですが徐々に理解を深めていきたいと思っています。今日もトルコでの状況や、いまの生活のことなど、知ることができて良かったです」
「望月さんのお話しで日本に既にいる外国人の構成、又日本人と外国人で簡単に区別できないことも分かりました。スライド上映で実際に起きている現実を知りました。
大橋弁護士の感情的になり過ぎない分析力などがすごいと思いました。今回参加できて学ぶことが多かったです。ありがとうございました。」
などなど。
今回の講演会では、地域の方が多く参加して下さったことを、とても嬉しく思いました。レフィクさんが提供して下さった映像や写真は、非常に刺激の強いものだったので、このようなものを上映してよいのか、不安もありましたが、参加して下さった方は衝撃を受けながらも、クルド問題や日本の難民問題の本質を受け止めて下さったと思い、とても嬉しく思いました。
トルコからの抑圧を逃れ、クルドの人々はこの日本で一生懸命生きようとしています。地域の方々にクルド問題や難民問題について理解を深めて頂くことは、私たちの社会が難民に対してどのようにあるべきなのか、考えて頂く一助になると確信しました。
Mさんから近況も伺いました。
3/25に仮放免の手続きに行ったら、入管職員から非常に厳しいことを言われ、
僕は頭が痛くなってしまった、とのこと。
参与員インタビューの結果がだめだったらまた収容するよ。
あなたはもう6回も難民申請をしている訳だし、など。
(職員としてはこれ以上、難民申請をしても認定されないから、申請してもムダ、
ということを言いたかったようです)。
Mさんは難民を審査する制度は人間が作った法律でしょう?これから変わる
可能性だってある。それなのに、なぜそんなことを言うんですか?と怒ったそうです。
また、入管職員に血圧も測られたそうです。Mさんは職員は医者でもないのに、なぜそんなことをするんだ?血圧を測って何を判断しようとしているんだ?と怒りを感じたとのこと。
仮放免者への締め付けが、ますます強くなっていると感じました。
地域密着型ブックカフェのココシバさんにはクルド関係のイベントがたくさん予定されていました。
毎週木曜日はクルドの子どもたちに勉強を教えるクルド寺子屋。クルド手芸教室、クルドスウィーツパラダイスなど。
日本政府はクルド難民を難民として認定しようとしませんが、こうして地域ではクルド人たちが生活者として交流を深めているのだと感じました。