クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

【明日から】1/20-1/24立命館大学衣笠キャンパス存心館食堂にてMeal for Refugees (M4R)  

大阪には大阪入管が、名古屋には名古屋入管が、長崎には大村入管というのがあり、それぞれの地域に収容者の窮状を知って面会活動や支援活動をしている方々がいらっしゃいます。
入管の東京五輪の「治安対策」の名の下に行われている長期収容と帰国の強要は、どの入管でも行われているので、収容者やご家族、支援者の苦しみは全国共通です。

今までなかなか顔を合わせたり交流する機会が無かったのですが、今回は京都開催ということで、大阪の難民支援団体RAFIQ(ラフィク)さんから、立命館大学の難民支援・研究団体のPASTEL(パステル)さんをご紹介頂きました。PASTELさんには展示作業もをお手伝い頂き、とてもありがたく思いました。

ちょうどパネル・写真展開催中に、PASTELさんが学生食堂を使用しての難民支援の活動をされるので、早速ご紹介させて頂くことに。

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1/20(月)〜24(金)まで立命館大学存心館食堂にて「Meal for Refugees (M4R)」という、学食で難民 の故郷のお料理を提供し、1食につき15円分を認定NPO法人 難民支援協会に寄付するという活動をされます。

Meal for Refugees (M4R)
日 時: 1/20(月)〜24(金)
場 所: 立命館大学衣笠キャンパス存心館食堂
メニュー: ココナッツミルクとカシューナッツのカレー
(ベジタリアンとビーガンにも配慮)
※1日100食限定。
寄付金額 1食につき15円

数年前からM4Rを実施されているそうですが、今年はただ食べてもらうだけではなく難民問題を知ってもらうことにも重点を置かれているとのことです。
こういう取り組みは実施するだけでも大変なのですが、それを継続して、更に工夫を重ねていらっしゃるところが素晴らしいですね!

チラシのデザインもとても良いです。
明るくおしゃれなデザインに、美味しそうなカレーの写真。何とベジタリアンとビーガンにも対応です。難民とはどういう人たちなのか、ベジタリアンとは何か、ビーガンとは何か、など、重要キーワードを簡潔な言葉で的確に説明しているところもとても良いです。初めて聞く言葉や馴染みのない言葉について、少しでも説明があるのは、読む人にとても親切なんです。
ベジタリアンとビーガン対応にした理由は、学内の留学生が、学食で食べられるものがないと困っていたことがきっかけとなったそうです。普段の生活で感じたり聞いたりしたことを、こうした活動に取り込んでいける柔軟さと実行力が素晴らしいと思いました。

更に特筆すべきなのは、チラシが日本語、英語、中国語、韓国語の多言語対応となっているところです。立命館の留学生に翻訳をして頂いたそうで、多くの留学生を受け入れている大学の強みだと感じました。
大学の生活協同組合や、留学生と文学部生の共同授業のメンバーから構成されたプロジェクトチームなど、様々な方がチラシの作成やこのM4Rの活動にかかわっていらっしゃるそうです。多くの人に準備段階からかかわって頂けると、それだけ支援の輪が広がっていくのです。

QRコードでアンケートへの回答もできるようになっているのも秀逸です。難民の支援という社会活動が目的なので、食べてくれた人がどう感じたか、反応を返してもらうことがとても大切なのです。

食べて難民支援という誰でも気軽に参加できる活動と、数々の工夫、PASTELの皆さんの学生さんらしいフレッシュな感性と希望が溢れた素晴らしい活動です。
お近くの方、ぜひお出かけ下さい!

 

 

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