入管問題調査会の定例会に参加しました。「韓国における外国人収容と収容施設について」をテーマに、 呉泰成さん(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員)のお話しを伺いました。
韓国にはアジア初の、独自の難民法がある、と教えて頂きとても新鮮でした。
収容の前提として、難民申請している人は収容の対象外にしているそうです。
そのため収容されても、収容所の中で難民申請をした人以外は、比較的早く出国するそうで、多くの人が大体2週間程度しか滞在しないそうです。
長期収容されている人がほとんどいないため、韓国の面会ボランティアはいつも新しく入った人と面会をしているとのことでした。
日本と韓国では、収容する対象の前提が違うので、一概に良い悪いという比較はできませんが、少なくとも日本の牛久入管のように、仮放免を求めて100人がハンガーストライキ、というようなことは起きていないそうです。
韓国と日本では、外国人受け入れについての制度設計が違うので、収容期間にも違いが出てくるのだなと思いました。
他国の状況を学ぶのは、とても勉強になると思いました。
入管問題について関心が高い方々が参加しているので、展覧会と講演会のチラシを配布させて頂きました。
いつもチラシのデザインがきれいですね!と知り合いの方から仰って頂き、嬉しい限りです。ありがとうございます。
講演会の講師にお招きした木下洋一さんもご来場されていました。講演をとても楽しみにされていたので、大変嬉しくなりました。多くの方にご参加いただきたいと思いました。