クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

展覧会2日目

展覧会2日目。東京新聞の都心版としたまち版に、この写真展・絵画展の紹介記事を掲載していただきました。ありがとうございます。

多くの方にお越し頂ければと思います。

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イラクやヨルダン、パレスチナなどへの人道支援で、長年NPOでご活躍されている原文次郎さんにおいでいただきました。ありがとうございます。

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中東地域への人道支援で活躍されている原文次郎さんにご来場いただきました

原さんは海外での支援のみならず、10年以上前から日本の難民や収容所の問題にも関心を寄せて下さっている、とてもありがたい方です。レフィクさんの写真をご覧になった感想として、過酷な状況が伝わってくる、特に一緒に展示してある一連の事件の背景を解説した新聞記事を読むと、より一層、深刻な状況であったと感じた、とお話しして下さいました。
印象深かった写真を選んで下さいとお願いすると、こちらの写真を。
2015年にシュルナック県ベイトゥシュシェバップ市に外出禁止令が適用された際の写真です。トルコの治安部隊の攻撃により死傷者が出たため、救急車が出動し、助けに行きましたが、街の入り口で治安部隊に止められ、救急隊員が殺害されてしまったとのこと。救急隊員の親族が嘆き悲しんでいるというものです。クルド人弾圧の深刻さが伝わってくる写真です。
その他、NHKの関連会社でアシスタントディレクターをされている若い女性もおいでになりました。日本に暮らすクルド人について、番組の企画書を書きたいので、取材にいらしたとのことです。日本のクルド難民問題について、熱心に聞いて下さいました。とりわけ、仮放免同士の人の間に生まれた子どもは、日本で生まれたにもかかわらず正規の在留資格が得られないこと、仮放免だと日本人と結婚しても配偶者ビザがなかなか認められず、ここ数年は収容までされてしまうことが多いことなどをお話しすると、大変驚いていらっしゃいました。また、先日、収容されている人が重篤な体調不良に陥っていたため、面会に行った家族が驚いて急いで救急車を呼んだところ、二度にわたり、救急車は救急搬送をさせてもらえず、東京入管によって追い返されてしまったことをお話しすると、とても驚き、入管は収容者にきちんと医療を受けさせるべきなのに、なぜそんなことをするのか?と憤っていらっしゃいました。
ぜひ、企画書を書いて、この実態を番組にしていただきたいと思いました。
ボランティア仲間も来てくれました。いつも展覧会に来て下さる方です。一部、展示替えをする箇所があったので、額縁を吊す作業などを手伝って下さいました。持つべきはボランティア仲間。お客様としておいで下さったのに、ほんとにすみません・・・!とても嬉しく思いました。ありがとうございます。
この日は、上のフロアでDV加害者更生教育プログラムについての会議があったようで、多くの女性が会場に立ち寄って下さり、1枚1枚熱心に作品をご覧くださいました。辛い境遇にある方にお心を寄せて下さっているのだと感じ、とても嬉しく思いました。

東京新聞の都心版としたまち版に、この写真展・絵画展の紹介記事を掲載していただきました。ありがとうございます。

多くの方にお越し頂ければと思います。

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東京新聞2019年3月24日朝刊に掲載の記事です

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2019年3月24日東京新聞朝刊・都心版です

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2019年3月24日東京新聞朝刊・したまち版です

 

展覧会初日です

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クルド難民を支援するための署名をして下さいました


土曜日は、展覧会初日でした。多くの方にご来場頂きました。ありがとうございます!
東京新聞の取材を受けました。今朝の都心版としたまち版のページに掲載されていると思います。
いつも支援してくださる専修大学長谷川宏先生にご来場いただきました。ありがとうございます!
その他、都立高校の定時制の先生も。定時制にはネパールやバングラデシュ、中国、フィリピンなど、様々なルーツを持つ生徒が在籍しているとのこと。中には日本語が全くできない生徒もおり、現場の先生たちは、多言語でのテスト問題の作成など対応が大変であるとお話し頂きました。学校現場で起きていることを知り、とても勉強になりました。難民を支援するための署名にもご協力いただきました。ありがとうございます!

その他、日本クルド友好協会のメンバーの若い方3人もいらっしゃいました。メンバーのなかには東京外大のシリアのクルド人学生の方も。私にインタビューをしたいということだったので、いろいろお話ししました。なぜこのような展覧会を開こうと思ったのか、どんな支援をしているのか、他の国の難民は支援しないのか、など。英語で質問されたので、一緒に来ていた日本人の大学生の方が通訳してくれました。とてもありがたいですね!大変有意義な時間でした。
その他、この日は上のホールでリスクマネジメント協会というところの年次総会と研究発表会が行われていたため、その帰りがけにたくさんの方が立ち寄って下さいました。

リスクマネジメントについて全然知らなかったのですが、いわゆる資産管理など経営のことだけでなく、災害対策やSDGsなども含むそうです。国連組織団体の人権大使をなさっている方もご来場されました。

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ロビーにはリスクマネジメント協会の年次大会に参加された方々が多数いらっしゃいました



クルド人問題や日本の入管問題の展示をご覧になって、これ、いいねえ!と言って下さる方や、ひとつひとつの写真を、丹念にご覧になっている方、チラシをお渡しすると展示をご覧になった感想をおっしゃてくださる方など、社会で起きている問題に関心が高い方が多いのだと感じました。
レフィクさんの写真をご覧になって、日本は平和だからなかなか気づかないけれど、これが世界で起きている現実なのよね、と、仰って下さったり、こういった迫害を受けている難民を受け入れて保護することは、平和な日本がやるべきことだと思う、と言って下さったり。
とても嬉しい感想を多数お伺いすることができました。

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展覧会の趣旨をお読み頂けるととても嬉しいです

大変嬉しい展覧会初日でした。

3/23-29 クルド人写真家Refik Tekin写真展・クルド人ジャーナリストZehra Dogan絵画展

編集

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新しいチラシです

写真展・絵画展

クルド人写真家Refik Tekin写真展・クルド人ジャーナリストZehra Dogan絵画展    

          「トルコにおけるクルド人の抑圧」

【同時開催】

写真展・パネル展示「外国から来た人と ともに生きる 〜改正入管法施行を前に  日本で暮らすクルド難民の今〜」

開催日:2019年3月23日(土)~3月29日(金)開催時間:9時00分~21時00分 ※最終日は17時まで     入場無料場所:日本教育会館1階 一ツ橋画廊   (101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2)http://www.jec.or.jp/index.html主催:クルド人難民Mさんを支援する会

開催趣旨:

          クルド難民と、私たちはともに生きたい

 改正入管法施行により4月から多くの外国人労働者を迎えます。 日本には既に128万人もの外国人が労働者として生活しており、その労働力に頼らずには日本社会を維持できないのが実情です。

 また、埼玉の蕨や川口には多くのクルド難民が住んでいます。クルド難民が日本にやってきてから20年ほど経ちましたが、日本政府はトルコ国籍のクルド人をこれまで一人も難民として認定していません。

 長く日本社会で暮らし、地域に定着しつつあるにもかかわらず、多くのクルド人が正規の在留資格が得られないため、就労や就学などの面で非常に不安定な生活を強いられています。なかには入国管理国の収容施設に拘束され、帰国を迫られる人 も。 背景には迫害から逃れてきた難民を「難民性が認められない」とし、帰国を迫る日本政府の方針があります。

 私たちは様々な事情を抱えて外国から来た人たちと、どのように暮らし、どのような社会を作ってゆきたいのか。

 難民がどういった状況から逃れて来たのかを知り、共生への道を模索します。

 

レフィク・テキン(Refik Tekin)プロフィール

 ジャーナリスト。

 トルコ・ハッキャリ県シェムディンリ市生まれ。2006-2012年、「クルディッシュレポート新聞」、「メトログラフィー通信」でカメラマンとして勤務した。その後2016年10月に非常事態政令で閉鎖されたIMC TVディヤルバクル支局に勤務。ジズレ市の外出禁止令38日目に取材中負傷したが、それでも尚、周囲で起きていることをカメラ映像に収め続けた。この「市民が銃撃下に」という名前の映像で、2016年にメティン・ギョクテペ・ぺジャーナリズム賞、2016年にハルクエヴレリ報道の自由賞、2016年トルコジャーナリズム業界(TGC)報道の自由賞、2016年に人権協会(IHD)アイシェヌル・ザラコル思想・表現の自由賞を受けた。

 

ゼフラ・ドアン(Zehra Dogan)プロフィール

 芸術家、作家、ジャーナリスト。

 フェミニスト機関JINHAの創設者。トルコ政府からは「違法団体」のメンバーであると非難されている(トルコでは150人以上のジャーナリストが投獄されてる)。トルコ政府は彼女が書いた記事や絵のデッサンを理由に2016年7月21日に逮捕・投獄。2年10ヶ月の実刑を受ける。2019年2月24日に釈放される。

 中国出身の現代美術家艾未未(がい みみ・AiWeiwei)は国際ペンクラブを通じ、彼女の即時釈放を書簡によって求めた。 国際ペンクラブアムネスティインターナショナルは、ゼフラを2018年に擁護するべき政治囚の一人とした。ストリートアートアーティストのバンクシーは、ゼフラに敬意を表し、マンハッタンの街中に巨大な壁画を作成。「釈放せよ」と書き添えた。

搬入を終え

支援会のメンバーとともに搬入を行いました。

クルドのドレスなども展示され、入り口は華やかな雰囲気です。

明日はいよいよ展覧会初日です。たくさんの方のご来場をお待ちしております!

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搬入が終わりました

 

搬入日です

今日は搬入日です。クルドの方から美しいドレスをたくさんお借りできました!

会場で展示させていただく予定です。

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クルドのドレス

 

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額縁です

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レフィクさん写真展の看板です。レフィクさんの写真は高橋邦典さんの撮影です。

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ゼフラさんの絵画展の看板です。

 

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同時開催の、日本で暮らすクルド難民の展示の看板です。

 

Photo Exhibition / Painting exhibition "Repression of the Kurds in Turkey"

Photo Exhibition / Painting exhibition
Title: Kurdish Photographer Refik Tekin Photo Exhibition ·
Kurdish Journalist Zehra Dogan Painting Exhibition
"Repression of the Kurds in Turkey"


Date: Saturday, March 23, 2019 - Friday, March 29,
Holding time: 9:00 to 21:00 ※ The last day is until 17:00
free entrance
Place: Japan Education Center 1st floor Hitotsubashi Gallery
(101-0003 2-6-2 Hitotsubashi, Chiyoda-ku, Tokyo)
http://www.jec.or.jp/index.html
Organized by: Kurdish Refugee Association to support M

 

Holding purpose:

Kurdish refugees and we want to live together

We will welcome many foreign workers from April by the revised Immigration Law.
There are already 1.28 million foreigners living in Japan as workers in Japan.
The reality is that you can not maintain Japanese society without relying on it.
In addition, many Kurdish refugees live in Sakai and Kawaguchi in Saitama. Kurdish refugees
About 20 years have passed since I came to Japan, but the Japanese government
So far no Kurdish people of Ruko nationality have been recognized as refugees.

Japan for a long time
Despite living in society and becoming established in the community, many
Since Kurdish people can not obtain a formal status of residence, they are extremely
I am forced to live an unstable life. Some immigration countries
Even those who are detained in their detention facilities and forced to return home.
In the background, refugees who have escaped persecution are said to have “no refugee status”, and they are forced to return home.
There is a policy of the Japanese government.


We live in different ways with people from abroad who have various circumstances and
Do you want to create a similar society?
Find out what the refugees have escaped from, and seek ways to live together.

 

Refik Tekin Profile
journalist.
Born in Semdinli City, Hathari, Turkey. 2006-2012,
In the "Kurdish Report newspaper", "Metrographic communication"
I worked as a photographer. Then in October 2016 in the State of Emergency Order
Work in the closed IMC TV Diyarbakuru branch. Gore out of the city
Although I was injured during coverage on the 38th day, I still have something happening around
I kept it in the camera image.
In this video named “Citizens are under the gun,” Metin in 2016
Gokutepe Péjournalism Award, Hulk Everli News coverage in 2016
Freedom Award, 2016 Turkish Journalism Industry (TGC) Press Freedom Award,
Human Rights Association (IHD) Aishenul Zarakor Thought, Freedom of Expression Award in 2016
I received it.

 

Zehra Dogan Profile
Artist, writer, journalist.
Founder of the feminist agency JINHA. From the Turkish government "illegal groups"
Are accused of being members of more than 150 journalists in Turkey
The list is imprisoned).
Turkish government on July 21, 2016 on the grounds of drawing articles and pictures she wrote
Arrest and imprisonment. Receive a 2-year, 10-month prison sentence. Released on February 24, 2019.
A contemporary artist from China, Ai Mii, is an international pen club.
Through, I asked for her immediate release by letter. International Penn Club and Amune
Sty International is a political prisoner who should defend Zephra in 2018
I was alone. Street art artist Banksy goes to Zefra
In honor and create huge murals in the streets of Manhattan. Write "release"
Attached.

 

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