クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

週刊金曜日に掲載された記事がネットで配信

先日の週刊金曜日(2018年6月28日号)に掲載された記事が、ネットで配信されました。ぜひご覧下さい!

 2020年の東京五輪に向けて行われる、非正規滞在者の収容と排除。

日本が目指すのは、多様な価値観やルーツ、背景を認め合い共生していう社会か、それとも世界的なイベントのために用意する表面的な「美しい国」なのか。

 

 

出頭通知書ー結果の通知

本日、支援会メンバーとともにMさんは入管に行きました。
予想通り入管はMさんにインタビューすることなく、難民不認定の通知を渡しました。
Mさんに何も聞くことはなく、通達の理由を読み上げるだけだったそうです。

理由は「クルド人であることのみを理由とした迫害を受けるおそれは認められな
い上、あなたに係る個別、具体的な迫害事情は認められない」というものでした。

不認定の結果に対する審査請求の用紙を提出しました。
これから参与員インタビューのための準備をする必要があります。
7月6日(金)に受け取ってもらえなかった難民審査の資料を提出しました。

今日の手続きは、午後1時から4時半過ぎまでかかりました。
Mさんも咳き込むことがあり、少し疲れたようでした。

取り急ぎ、ご報告でした。

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出頭通知書

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先日、東京入国管理局からMさんの自宅に出頭通知書が届きました。
難民認定手続に関し必要がありますので、7月10日(火)に
東京入管難民調査部門に来て下さいという内容でした。

Mさんは昨年8月末に6回目の難民申請を行いました。
今回の出頭は難民調査官による審査(一次審査)のためのインタビューかと思われましたが、
関係者の話によりますと、難民申請を何度も繰り返していると、
一次審査のインタビュー無しで結果が出る場合もある、とのことでした。

インタビューも無しに、審査結果を出すというのは、驚くべき実態でした。

関係者によりますと、事前に確かめる方法の一つとして、
難民審査のための追加資料を出頭日前に入管に提出に行き、
資料を受け取ってもらえれば、審査が続行中なので、出頭日はインタビューがある。
受け取ってもらえなければ審査が終了しているので、出頭日は結果の通知をされるだろう、のことでした。

Mさんはまだ入管に提出していない難民審査の資料があったので、
7/6(金)に東京入管3階に行き、資料提出をしようとしました。
しかし職員から「今日は受け取れません」との返答があり、受け取ってもらえませんでした。
7/10の出頭日はどんなことをするのか職員に尋ねましたが、「その時話します」と言われ、内容は教えてもらえませんでした。

そういったわけで、Mさんは インタビューを受けることなく
7月10日に結果を通知される見通しです。

難民の審査は慎重に行われるべきであり、インタビューも無しに、
難民性を判断することは非常に問題があります。
一度、不認定になったからといって、その人が難民に該当しないということはなく、
不認定になっても再申請を行い、証拠を積み上げていったことで難民認定された人も多くいます。

また、難民申請者の出身国の状況は流動的であるため、母国を出国した後に
政治状況などが悪化し、帰るに帰れず、滞在している国に保護を求める場合もあります(後発的難民)。

Mさんの出身国であるトルコも、近年、クルド人への抑圧が益々強まっていることは、
報道でも明らかになっています。クルド系政党の議員が11名も拘束されている他、
2015年にはトルコ東南部の街ジズレにおいて、外出禁止令下に子どもを含む多くの
クルド市民が「テロリスト掃討」の名の下に治安当局によって殺害されています。
私たちはトルコがクルド人にとって安全な国ではないと考えます。

インタビューも無しに審査結果を出すことは、申請者が自身の状況を自らの口で詳細に語る機会を奪っているため、誤った審査結果を出すことにつながると懸念します。

結果についてはまた追ってご報告いたします。

東京新聞特報部に牛久入管で収容に苦しむクルド男性の記事

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www.tokyo-np.co.jp

 

7月1日(日)の東京新聞の特報部に、牛久入管で収容に苦しむクルド男性の記事が掲載されました。(直接Mさんと関係している訳ではありませんが、クルド難民の情報としてお知らせいたします)。
 兵役を逃れて日本で難民申請。日本人の女性と結婚し、お子さんもいるのに、1年3ヶ月も収容されています。お子さんの手紙も紹介されています。絶望的な気持ちになり、シャンプーを飲んで自殺を試みたそうです。
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2017年にトルコから世界に難民申請した人は2万7千人で、うち、6,742人が難民認定されたとのこと。日本では同年、1,905人が難民申請しましたが、認定はゼロとのこと。

 

週刊金曜日に掲載

週刊金曜日に先日のトークイベントについて短文ですが載せていただきました。ありがとうございます。収容急増の原因が五輪の治安対策であることを明記して下さって、嬉しいです。

難民申請者や日本人と結婚している人を収容することが、なぜ治安対策になるのでしょうか。
見当外れなことは早くやめて、収容所で苦しんでいる人たちを早く解放して欲しいです。

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「あるデルスィムの物語―クルド文学短編集―」毎日新聞で紹介

「あるデルスィムの物語」が、毎日新聞で紹介されました。
川口のクルド人 第5部/3 アレウィー教徒 宗教的にも差別され /埼玉
毎日新聞2018年6月28日 地方版

故郷遥か:川口のクルド人 第5部/3 アレウィー教徒 宗教的にも差別され /埼玉 - 毎日新聞

 

「あるデルスィムの物語―クルド文学短編集―」

ムラトハン・ムンガン 編/磯部加代子 訳

こちらの書籍は、クルド難民Mさんの支援でお世話になってる出版社「さわらび舎」さんから出版されています。
さわらび舎http://www.sawarabisha.com/

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写真展7日目・トークイベント

写真展7日目。いよいよ最終日です。トークイベントの開催日でもあります。

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トークイベントには若干の出入りはありましたが30人近くの方にご来場いただきました。多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
トークイベントでは、クルド人問題、日本の難民問題、入管問題などをスライドを上映しながらMさんと共にお話しさせて頂きました。

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行政書士の熊澤新さんからは、日本の難民認定制度の問題点や、最近の収容急増の背景を、具体的なデータを交えてお話しいただきました。出身国の一般的なイメージで難民性を判断してはいけないことや、母国で拘束や拘禁などの迫害を受けて逃れてきた難民申請者にとって、収容施設に入れられることは非常に過酷である、とのお話しがありました。

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イベント後は、参加者の多くの方がMさんや熊澤さんに話し掛けて下さり、感想や質問、それぞれの方が取り組んでいらっしゃる問題についての意見交換をすることができました。とても充実した時間を持つことができました。
まだまだ知る人が少ない難民問題、収容問題ですが、関心を持ってくださる方は必ずいると感じました。そういった方とつながっていけるよう、これからも活動を続けていこうと思いました。
ご来場誠にありがとうございました!