クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

月刊「子どもの文化」1月号に掲載

月刊「子どもの文化」1月号の特集は「世界の子どもは、いま」です。
クルド人家族との出会いから「難民鎖国」日本を考える」、というタイトルで原稿を書かせて頂きました。クルド難民Mさんのことも触れさせて頂きました。よろしければぜひご覧下さい。
貴重な機会を頂き、ありがとうございました。

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財団法人 文民教育協会 子どもの文化研究所
http://www.kodomonobunnka.or.jp/index.htm
『子どもの文化研究所』は、子どもの文化と保育・教育に関わるさまざまな分野の人が集まり交流し、創造と研究にチャレンジしています。
市場の原理では果たせない子どもの立場に立った実践と研究を発信しています。
(子どもの文化研究所webサイトより)

12月28日(木)Mさん仮放免お疲れ様会

収容所から出てきたMさんを励ますため、支援会メンバーでMさんを囲んでお食事会を開きました。

Mさんは最初、食欲が無い、と言ってほとんど食べず、声も小さく、口数も少なかったのですが、支援者の方が、気を遣っていろいろMさんに話しかけてくださるうちに、Mさんもだんだんと話し出してくれました。
Mさんが一番力を込めて話してくれたのは、クルド人の抑圧の歴史についてでした。

1923年にトルコ共和国が建国されたが、トルコ共和国建国の父とされているのが初代大統領のケマル・アタチュルクです。ある日、アタチュルクに、クルド人の代表者が電話で「明日から開会される会議に、クルド人は自分たちの服を着て出席するが、いいか?」と確認したところ、アタチュルクは了承し、クルド人の議員たちは喜び勇んでクルドの衣装を着て議場に向かったそうです。しかし、議場の入り口で「その服を着るなら議場には入れない」と言って、クルドの議員たちを逮捕し、トルコ東部に送ってしまったとのことでした。

元気が無かったMさんでしたが、クルドの抑圧について話すときは目に光が入り、とても力強く話していました。クルドについて知ってもらいたいという気持ちが強く伝わってきました。

その他、入管の収容所の食事は、白いご飯は温かいが、おかずはまるで冷蔵庫から出したばかりみたいに冷たいので、同室の人が温める工夫をしていて、コンビニで購入したポップコーンの袋(銀紙でできている?)におかずを入れて、牛乳を2~3滴垂らし、湯沸かしポットで温めていたことなどを話してくれました。

また、収容所には、日本人と結婚しているにもかかわらず、在留資格を得ることができず収容されてしまった人や、留学生として学校に通っていたものの、学費が払えなくなってしまい、収容されてしまった人のことなども話してくれました。留学生として来ていたその人は、漢字が読めるくらい日本語を知っていたので、Mさんに差し入れした雑誌や新聞記事は、その人に読んで貰ったとのことでした。

面会にも来てくれた支援者の坊やは、Mさんと面会した時に描いた絵を、Mさんにプレゼントしていました。早くMさんが収容所から出られるように、家を描いたそうです。

収容所を出てからも、Mさんは生活のことや病気のことなど、悩みは尽きないようでした。しかし暗い話ばかりをしてもあれなので、今年こそ在特を取って、病気を治しましょう!いつかケバブ屋を開くという夢を叶えましょう!と支援会のメンバーみんなで励ましました。
Mさんはありがとうございます!と嬉しそうでした。
外は冬の寒さが身にしみましたが、空には月が明るく輝いていました。

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12月28日(木)Mさん通院

Mさんは収容所を出た後も、様々な体調の不調を訴えていました。
非常に寒さを感じる、頭がクラクラして自分が何をしているのか分からなくなる時がある、安眠できず寝てもすぐに起きてしまう、食欲がない、頭が痛い、お腹が痛い、スマホの暗証番号などよく使っていたはずのものが思い出せない、など。
早く病院に行かなくてはということで、Mさんはかかりつけ医の診察を受けました。

収容前に飲んでいた薬がもう手元に無いとのことだったので、安眠できるように睡眠薬と、心臓(心筋梗塞)の薬を処方してもらったそうです。血圧については、血圧が100くらいなので、特に薬は必要ないでしょうとのことでした。収容中は血圧が上がるそうです。

医師のお話では、収容所から解放されると、頭が痛い、体が痛い、眠れない、記憶ができない、お腹の調子が悪いなどの症状が、皆、出るそうです。収容中の生活は特殊な環境下にあるので、解放されても本来の日

常生活に戻るのに時間がかかるとのことでした。収容がいかに健康を害するかが分かります、とのご意見でした。

【全難連】12月28日(木)年末記者懇談会のご案内 ―2017年の日本の難民保護の総括―

全難連による年末記者懇談会のご案内が参りましたので、ご紹介させていただきます。

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報道関係者各位

             年末記者懇談会のご案内
          ―2017年の日本の難民保護の総括―

                           2017年12月22日

                           全国難弁護団連絡会議

                              代表 弁護士 渡邉彰悟

                           事務局長 弁護士 難波 満


 平素より日本の難民保護に関する問題にご理解をいただきまして誠にありがとうございます。年末記者懇談会の開催をご案内申し上げます。

 日本を訪問する外国人への門戸が広げられる一方で、難民を含め日本での生活を望む者の状況はますます厳しさを増しています。難民認定手続では、審査の質の向上をおざなりにしたままで、かたちだけ諸外国の迅速処理手続を模倣した結果、保護されるべき者が更に保護され難いしくみとなってしまいました。2017年上半期では、難民認定者数が3人、人道配慮が27人と、昨年のレベルを下回り、難民認定の門戸はますます狭くなっています。

 また、多くの難民申請者が、難民該当性があればあるほど長期化する手続きの中で、将来を思い描くことが出来ず、ときには極貧状態に陥り、不安に生きることを余儀なくされ、場合によっては迫害国への帰国を余儀なくされたりしています。

 さらに、裁判所には人権の最後の砦としての役割を期待できない悲しい状況が続いています。

 難民にくわえ、昨今無国籍者に対する保護の必要性も高まっています。このたび全難連の世話人も参加する無国籍研究会が法務研究財団の助成とUNHCRの委託を受け『日本における無国籍者―類型論的調査』を完成させました。無国籍の原因を類型化し、多数の事例を法的に分析評価した報告書としては、これまでに例がないものです。

 今年も残すところわずかとなり、年末のかけこみ難民認定が増える時期となりました。記者の皆様におかれましても年末でご多忙のことかと存じますが、日本の今年の難民と無国籍者の保護の総括として、是非ご参加いただけましたら幸甚です。

    報道関係者の皆様と難民法弁護士および難民支援者の情報交換会 
   ※ お申込みは不要ですが、資料準備の都合上、出来るだけ事前連絡にご協力下さい。

日時     2017年12月28日(木)午後4時~午後5時半

場所     いずみ橋法律事務所会議室(JR・地下鉄四ツ谷駅徒歩2分)
    http://izumibashi-law.net/access/index.html

内容       ‐ 2017年10大ニュースの発表及び解説

              ‐ 難民申請者等への生活状況の捜索に関する要望書について

              ‐UNHCR委託報告書 『日本における無国籍者-類型論的調査』の発刊について

             ‐ 意見交換・質疑応答

参加者                 全国難弁護団連絡会議

 

全難連事務局(いずみ橋法律事務所内) 担当:杉本
Tel: 03-5312-4826  Fax: 03-5312-4543

Eメール: jlnr@izumibashi-law.net      ※@を半角に変えて下さい。

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12月23日(金) Mさん訪問

Mさんの体調が案じられたので、Mさんを訪問しました。

収容所を出てからの方が体調が悪いとのこと。
頭がクラクラして、自分が何をしているのか分からなくなることがある、と。

身体的な体調不良もそうですが、精神的なストレスが大きいと言っていました。
健康保険がないので、病院に行くのもためらわれる、とのこと。

今はとりあえず、Mさん自身の体調を回復しましょうと励まし、かかりつけ医に
行く日などを相談しました。

支援会の皆さんがとても頑張ってくれて、収容所からでることがきた。
本当にありがとうございます、と、真剣な顔でお礼を言われました。

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 写真はケバブ屋でケバブを購入するMさんです。
写真を見て、髪がだいぶ白いね、と苦笑いしていました。

 

ニュース番組『ニューズ・オプエド』でMさん解放紹介

インターネットのニュース番組『ニューズ・オプエド』で
Mさん解放のことが紹介されました。
4分4秒から5分21秒のところでMさんのニュースが流れます。

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                              写真提供:オプエド

12月22日(金)17時~18時の放送分です。翌日16時まで無料視聴が可能です。
放送は無料会員登録でご覧いただけます。
お時間ございましたらぜひご覧下さい。

上杉隆のニュー ズオプエド  #オプエド
https://op-ed.jp/

 

12/22(金)毎日新聞朝刊・埼玉版にクルド難民Mさん解放の記事掲載

12/22(金)の毎日新聞朝刊・埼玉版に、Mさん解放の記事が掲載されました。ぜひご覧ください!
https://mainichi.jp/articles/20171222/ddl/k11/040/078000c

 

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※画像の一部を加工しています。