クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

タペストリー

DAYSの写真展が終了したので、会場で使用していたタペストリーをお借りしてきました。18日からの当支援会の写真展で展示させていただきます。ロヒンギャ難民の少女の眼差しは、まるで「私はこんなに苦しいのに、なぜあなたは見ているだけなの?」と問いかけているようです。

 

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こちらの写真のキャプションはこちらです。
ロヒンギャ難民 迫害から逃れて」 ポーラ・ブロンスタイン/Getty Images
太陽が照りつける中、田んぼの泥道で泣いているロヒンギャ難民の少女。ここにたどり着くまでに、ほとんど睡眠を取らずに何日も歩き続けた。パロンカリ、バングラデシュ。2017年10月16日

クルドの写真をご提供いただきました

クルド難民の支援会の写真展なのにクルドの写真がない、ということで困っていたら、救いの手が。トルコにあるクルドの街、ジズレに、外出禁止令が出たときのクルド市民殺害の様子を撮影された方をご紹介いただき、写真をご提供いただけることに。
こちらの記事のレフィク・テキンさんという方が撮られた写真です。
「伝える 訴える」第34回(トルコ) 「対テロ戦争のはざまで」(下)
https://www.47news.jp/588319.html
外出禁止令について、あまり詳しくないので、とりあえず蕨でMさんと会い、どういうものなのか教えていただきました。

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チラシの補充

日曜日は、写真展のチラシの補充をするために、また三軒茶屋のDAYS写真展へ。チラシ置き場をみてみると、私たちの写真展のチラシも結構減っていて、嬉しい限りでした。
この日は、こちらの会場で、トークイベント「日本人看護師が見てきたシリアの市民たち」が開催される日だったので、多くの方が会場にいらっしゃいました。
シリアの戦地で看護師として医療活動に携わった白川優子さんのお話とともにアカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した、シリア現地の民間救助活動グループ「ホワイトヘルメット」の ドキュメンタリーを上映するという催しです。予約がいっぱいになり、満員御礼とのことでした。

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3階の難民写真コーナーにも多くの方が。

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DAYSJAPANは重いテーマを扱っている雑誌で、写真展に展示されている作品も、見ていて胸が苦しくなるようなものばかりですが、こんなにもたくさんの方々が、関心を持って下さっていることに、なんだか勇気付けられる思いです。
こういう写真は、怖い、見たくないという人も多いかと思いますが、海の向こうや、あるいは日本の中で、苦しんでいる人たちの姿に目を向け、苦しみや悲しみに共感してくれる方も、確かにいるのだと、ここにくる度に実感します。

DAYSの写真展は、6月10日(日)の17時までです。ぜひお出かけ下さい。

DAYS JAPAN写真展 2018地球の上に生きる
世界の未来をつくるために
会期: 2018年5月19日(土)~ 6月10日(日)
時間: 11:00~19:00(最終日は17:00まで、月曜休み) 入場無料
会場: 生活工房3Fー4F
東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー
http://www.setagaya-ldc.net/access/

大学の授業で収容所問題に関心を

収容所の問題に関心があるという学生の方が、支援会のブログをご覧になりお話しを聞きたいとのこと。早速お会いすることに。カフェでランチをしながらお話ししました。

収容所に関心を持ったきっかけは大学の授業で先生が話していたからだそうで、それが心に残っていたそうです。卒論のテーマにしたいとも。収容問題について書かれた文献があまりないので、お困りとのことでした。収容問題について書かれた「壁の涙」という本を読まれて、その内容に驚かれたそうです。

重たい問題に関心を持って頂いて、本当に嬉しく思いました。ありがとうございました。

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