松澤秀延さんの個展、第4日目です。
会場に堀潤さんの新作映画「わたしは分断を許さない」のチラシ
を貼らせて頂きました。
こちらの映画では日本の難民問題や入管問題が扱われており、クルド難民のCさんご家族の記者会見の映像やフセインさんの奥様の映像も挿入されています。東京入管の収容施設の中から、堀さんに助けを求める人々の映像も。
3月7日からポレポレ東中野ほか、全国の映画館で上映されます。ぜひご覧下さい!
今日も多くのお客様にご来場頂いたようです。ありがとうござい
ます。松澤さんがお一人お一人、丁寧に応対していらっしゃいま
した。
普段、難民支援の話はかなりたくさんしますが、松澤さんの絵画
作品を拝見したのは初めてだったので、せっかくの機会なので絵
の解説をして頂きました。
松澤さんが仰るには
「私たちは今のところ地球で生きていくしかありませんね。この
絵にはいろいろなものが描かれていますが、この円は地球や輪廻
をイメージしています。密教や曼荼羅に通づる部分もあります。
円はゾロアスター教(拝火教)のモチーフとしても出てきます。
それから、こちらの円の中には放射状に線が描かれていますが、
車輪や地球の経度のイメージなどがあります。
車輪は様々な絵画のモチーフになっていますが、歯車や継続性、
車輪によってより速く走ることができる、などの意味もあります
。
人が命を失ってもそれは命が無くなったのではなく、形が変わっ
ただけなのです。こうして命は続いていくのです。」
まるでお坊さんの説法のように淀みなく話して下さる松澤さん。
ためになるお話しに、思わず両手を合わせて「ありがとうござい
ます!」と感謝をしてしまいました。