クルドを知る会のメンバーの方から、フセインさんの面会報告を頂きました。ご本人は今の状況をなるべく多くの方に知っていただきたいとのことでしたので、掲載させて頂きます。
「品川入管のフセインさんの面会に行ってきました。
少し長いですが、ご報告いたします。
食事のできない状態が今日で1ヶ月と3日になり、激ヤセしていました。
今、水と砂糖を少し摂取しているとのこと、このまま食べられない状態が続くとまずいと思います。
本人はハンガーストライキというより、「食べたくない」「食べる気持ちになれない」「食べられない」と言っていました。
昨日、衰弱のためだと思いますが、点滴を受けたようです。
なかなか血管に刺せなかったためにその痕が内出血になっており、とても痛々しかったです。
以下に本人の訴えている、現在の身体の症状等を書きます。
・膝から下が一日中、冷たく、しびれている。
・目の前に、常に蚊のような影がチラチラしている。
・少し歩くだけで、息が苦しく、心臓がドキドキしてしまうため、面会室から部屋に戻る間でさえ休まないといけない。
・今、話をしている間も心臓がドキドキして苦しくなってしまう。
・血圧が安定せず、とても高くなったと思ったら、急にすごく低くなったりする。
・夜、血痰が出て怖かった。
・薬関係は今、のむのを止めている。身体がとても弱っているので、悪い影響が出てしまうのでは、と感じている。
・毎週火曜日にカウンセリングを受けている。話が通じないときには電話で通訳をしてもらっている。
・医者から、このまま食事のできない状態が50日〜3ヶ月を過ぎると、内臓などに様々な障害が出る、と言われた。
・背骨のレントゲンを撮ったら、左がわの座骨神経が飛び出している。TSUFU(痛風?)と言われた。
また、家族面会室で子どもと触れ合えたかときくと、「30分くらい一緒にいられたけど、抱っこしようとすると泣いちゃって、抱っこできなかった」と言っていました。でもこの日、子どもの話をするときだけ、ちょっと笑顔になりました。
「とにかく家族だよ。家族と一緒にいたいよ」と辛そうに話していました。
面会後、4Fの総務課へ行き、現状を訴え、少しでも食べられるもの、お粥なりなんなりで対応してくれ、このままでは取り返しのつかないダメージを受けてしまう、何とか対応をするように、と口頭で伝えました。いつものT氏はおらず、今日はN氏という係官が対応しました。きちんと処遇に伝えるよう念押ししましたが、「ここで止めたら意味がないですから」と答えていました。後日、対応の確認が必要です。」