8月19日(日)の東京新聞の朝刊に在日クルド人による東京修学旅行ツアーについての記事。
ツアーの内容は、クルド料理教室など初心者向けもありますが、他にも東京入国管理局の見学や、クルドと日本の虐殺の歴史についての学習、
更には4か国のクルド人集まって、難民を扱った最古の悲劇、アイスキュロスの「嘆願する女たち」を、ペルシャ語、クルド語、トルコ語で朗読。それぞれの文化固有の音楽性をよみがえらせるというワークショップまで含まれています。このワークショップはかなり玄人向けの高度なものだと感じます。
硬軟入り混じったツアーですが、3日間の旅程でなんと延べ160人もの人が参加したとのこと。
難民支援活動をしていると、こういう文化的な側面に目を向けた発想がなかなか浮かびませんが、様々なアプローチでクルドのことを知ってもらうのは、とても良いことだと思いました。
何しろ、まだまだ日本ではクルドとは何か、ですとか、クルド人が難民として来ていることなどを知らない人の方が圧倒的に多いわけですから。