クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

【8月5日傍聴報告・クルド難民収容者暴行事件国賠訴訟】

【8月5日傍聴報告・クルド難民収容者暴行事件国賠訴訟】

昨日(8/5)、牛久入管におけるデニスさんに対しての入管職員による集団暴行事件の裁判が行われました。
42席ある傍聴席うち40席が埋まり、ほぼ満席に。大学生とみられる若い方々が15人ほども来てくださいました。そのほか小学生や高校生の姿も見られました。夏休みを利用して傍聴に来られたそうです。ジャーナリストの安田浩一さんや樫田秀樹さんの姿も。
多くの方々が見守る中での開廷となりました。

弁護団側と法務省側、それぞれが証人を呼ぶための申請をしており、今回の裁判ではそれを裁判所が認めるかどうかがポイントでした。
裁判所は双方の申請を認め、証人尋問が行われることになりました。
また、本人尋問としてデニスさん自身も裁判で証言することになりました。

裁判の後、デニスさんは支援者への挨拶で「この裁判はもちろん勝ちたいが、勝っても負けても自分としては勝ちだと思っている。なぜならこれだけの支援をして貰えているし、裁判を通して暴行のビデオが表に出てきた。この映像は他にも(暴行を受けたことがある収容者のために)使われるだろうし、(公開されているから)消されることもない」と話していました。

ぜひ引き続きご注目頂き、多くの方に傍聴にお越し頂ければと思います。

【次回日程】

■証人尋問
日にち:2022年10月28日(金)
時 間:13時15分から(約3時間)
場 所:東京地裁818号法廷(約50席) ※415号法廷から変更になっています。

法務省側が申請した証人として警備官Aと看守責任者の2人、
及び弁護団側が申請した証人1人が証言に立ちます。

■本人尋問

11月以降に本人尋問としてデニスさんが証言する日があります。
詳細が決まりましたらお知らせします。