本日、東京地方裁判所で行われた「入管の収容は国際ルール違反」裁判には、多くの方に傍聴にお越し頂きました。
傍聴券が配布される裁判のため、14時前には交付所に傍聴希望者の列が。14:20から配布が始まりました。
14:40に整理券の配布が終了。傍聴席50席に対して配布された整理券は49枚。そのため無抽選となり、希望した方全員が傍聴できることになりました。(追記:傍聴券配布終了後に、更に一人の方が傍聴に駆け付けて下さり、空いていた最後の1席を埋めて下さいました。傍聴者は50人に。満席でした!)
デニズさんは裁判長を真っ直ぐに見つめながら、トルコ語で話されました。通訳の方がデニズさんの苦しみや屈辱が伝わるよう、素晴らしい言葉で通訳をして下さいました。
「私は生きたいと思って日本に来た。それなのに、日本に来て死にたくなっている。
あなたたちはルールを守っていない。国連のルールも守っていない。そしてその守っていないことを隠しています。入管は上から下まで全部嘘です!」と、鋭く訴えていました。
サファリさんはお手元の原稿をご覧になりながら、日本語で話されていました。最後は伝えたい思いが溢れてきたようで、原稿無しで話されていました。
「私は難民です。きちんとそれを調べて下さい。私たちはみんな思いがあって、事情があってここにいる。事情があるから帰れない。入管は私たちを人間扱いしない。私は日本が好きで30年ここにいる。日本の文化が染み付いている。しかし3年の収容で、私の人生は台無しになった!」と力強く訴えていました。
駒井先生と浦城先生の訴えも、心に響く素晴らしいものでした。デニズさんやサファリさん、私たちの思いを代弁して下さっている!と感じました。