2020年6月21日(日)に開催しました2020世界難民の日のトークイベント映像をアップしましたので、順次ご紹介させて頂きます。
(33分55秒)
2020年6月21日(日)
2020世界難民の日トークイベント
第二部「長期収容の苦しみ」
デニズさん (クルド難民申請者)
大橋 毅 弁護士(代理人弁護士・クルド難民弁護団事務局)
共催:クルドを知る会
日本クルド文化協会
クルド人難民Mさんを支援する会
協力:アムネスティ・インターナショナル日本
第二部は「長期収容の苦しみ」と題しましてクルド難民申請者のデニズさんと、代理人弁護士であるクルド難民弁護団事務局の大橋毅弁護士による講演です。
デニズさんが入管収容所で受けた職員からの集団暴行映像を交えながら、デニズさんの心境や、仮放免中である今の状況についてお話し頂きました。
デニズさんが求めるのは、愛する日本人の妻とともに日本で一緒に暮らしたい、仕事をして税金を納めたい、そのために在留資格を与えて欲しいという、ごくささやかなものです。
入管収容所で信じがたい暴力を受けながらも、愛する人と日本で生きるという願いを捨てずに懸命に生きるデニズさん。
その言葉をぜひお聴き下さい。
※トークイベント中に大橋弁護士にご質問頂きました。
時間の関係でお答えできなかった部分がございましたので、
下記に大橋弁護士からの回答を掲載しました。
ご質問ありがとうございました。
質問
大橋弁護士の回答
「仮放免者が働けるのに必要な措置についてですが、2015年10月頃から、「職業、報酬を受ける活動」をしてはいけないという条件が入管によって課されていてそれ以前は、働くことは黙認されていました。だからこの条件が外れれば、一応働けるようになります。
但し、正式な就労許可証明は、在留資格を、特別許可によって得る必要があります。
どういう働きかけをすればいいかですが、良い方法は私も判りません。
どうせ働きかけるなら、入管・法務省でなく国会議員に働きかける方がいいかもしれません。」