蕨のカフェで「クルド スイーツパラダイス」というイベントがあったので早速行ってきました。
クルドのお母さん達の手作りスイーツ6種類が食べ放題。飲み物も付いています。蕨駅東口から徒歩4分ほどの「しばしば舎」というおしゃれなブックカフェです。Mさんにも来ていただきました。ナッツ入りのクッキー、ケレビスを食べて「美味いね!」と笑顔のMさん。「家族が日本にいた頃は、うちの奥さんもよく作っていたんだよ」と、話してくれました。お店の方がMさんに話し掛けて下さったので、Mさんは地図を示しながら、今のクルド情勢を話してくれました。1月20日からシリア領内のアフリンというクルド人が多く住む地区に、トルコ軍が国境を越えて進軍。そこに住むクルド人が殺害されているとのこと。お店の方も真剣な表情で聞いて下さいました。
Mさんが昨年、4ヶ月も入管に収容されてしまったことを、お話しすると「それは大変でしたね・・・」とお店の方はとても驚いていらっしゃいました。現在、蕨には1500人ほどのクルド人が住んでいると言われますが、こうして地域の方と交流できるのは、とても良いことだと思いました。
また、手作りスイーツは、蕨で開かれているクルドお料理教室というのがあり、そのつながりでお菓子を作ってくれるクルドのお母さんたちを見つけられたとのこと。店内にはお母さん達が作ったレース編みや編み物などの手芸品の販売もあり、とても素敵でした。
クルドのことを知ってもらうのに、こういったソフトなアプローチはとても良いと思いました。
しばしば舎さんは、小さな出版社から出ている本が集められており、普通の書店ではお目にかかれないようなラインナップが目白押しです。また、読書会やTVCMの上映会など、様々なユニークなイベントも開催されており、ぜひまた伺いたいと思いました。