クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

きたむらけんじさん作・演出の舞台「エール!」いよいよ3/11から公演開始です!

いつもお世話になっている放送作家のきたむらけんじさん作・演出の舞台「エール!」がいよいよ3/11から上演されます。東日本大震災の避難所が舞台です。2017年上演されたものの再演ですが、何度でも観たくなる素敵な作品です。
困難な状況にある時に、助けてくれる人がいること。自分の可能性を信じてくれる人がいること。幸せを祈ってくれる人がいること。それは何よりもその人へのエールとなるのだと感じます。心が温かくなるストーリーです。
公演は3/11(水)~22(日)、中野のテアトルBONBONにて。
コロナの影響で世の中自粛ムードになっています。公演を中止するイベントも多々ありますが、そんな状況下でも舞台から伝えることを諦めない人達がいるのだなあとました。

会場ではコロナ対策もばっちり講じられています。ぜひマスクご持参でお出かけ下さい。

ご予約はこちらからどうぞ!

※前売りご購入の方には特製パンフレットが付いてきます。

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yataPro 演劇「エール!」を観た感想
(2017年の公演されたときのものです。)

yataPro Vol.2 「エール!」
作・演出:きたむらけんじ(劇団東京フェスティバル)
2017年9月9日(土)~18日(月・祝)
テアトル BONBON

早速、観に行くことに。
とても良かったので、感想を書くことにしました。

災害により突然生活を奪われてしまった人たちと、それを助ける人たちの避難所での営み。
社会的なテーマを、重くもなく、暗くもなく、かといって楽天的にでもなく、ユーモアを交えて伝えてくれます。

作品では、避難所で起きるトラブルやストレスがリアルに描かれていて、だんだん自分も避難所にいるような気分になってきます。
出てくる人はみんなごく普通の人ばかりで、大小様々な悩みを抱えながら、避難所生活を余儀なくされています。

ラストに向かうにつれ、出てくる人たちは、それぞれ輝きを放ち始めます。
懸命に生きるというのは、こういうことなんだ!と、伝わってきます。
最後の避難所の解散式で、お互いがエールを送り合うシーンでは、思わず一緒に拍手したくなってしまいます。
現実社会での被災者の生活再建では、もっと困難なのではと思いながらも、観ていて思わず涙が出てくるのは、こうあって欲しいという、作者の願いが伝わってくるからだと思いました。

困難な状況にある時に、助けてくれる人がいること。自分の可能性を信じてくれる人がいること。
幸せを祈ってくれる人がいること。
それは何よりもその人へのエールとなるのです。

人生が豊かになるような、人と人との分断を乗り越えていけるような、そんな素敵な作品だと感じました。