本日、フセインさんに面会してきました。
目はくぼみ、全身がガリガリでおじいさんのような歩き方で面会室に来ました。
気持ちに大きな波があるようです。
昨日の松澤さんの面会時には少し改善の様子が見られたようでしたが、本日はまたガクッと落ちています。
昨日の松澤さんの報告にもありましたが、点滴と栄養ドリンク、お弁当をちょっとだけ摂取できるようになり、少し力がついたからでしょうか「このままでは、100%自殺する」「イライラして、一か所に座っていられない。5分経つとすぐに動かなくてはいられなくて、本当に苦しい」などと訴えています。
また、栄養ドリンクについては処遇係官から「今ある分が終わったら、もう出しません」と言われたそうで、不安を抱えています。
収容所内の医師に対しては「もう1年も私を診ているのに、あなたの病気は分からないと言う。そんな医者はおかしい。私はずっと自分の病気を訴えているのに」と憤っていました。しかも、診察を受ける時に周囲にいる係官が、(いいから、いいから)というように、まるでフセインさんの訴えに対して手を振ってウンザリするような態度を取るそうです。これに対してもとても怒っていました。
薬は現在3種類、足の痛み止め、精神を落ち着かせるもの、胃薬だそうです。
「薬クスリって言ったって、治すクスリじゃないよ。私が本当に治るのは、外に出て家族と一緒に自分で病院に行かないとダメだよ」
「もうこれ以上、耐えられない。本当にひどいよ、拷問だよ。希望はない、絶望しかない」と。
「外に出て、家族と遊びたい。わたし外に出られたら天国の扉が開いたように感じると思う」と言って、初めて小さな笑顔を見せてくれました。