クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

自由と生存のメーデー

フリーター全般労組の自由と生存のメーデーに、支援会事務局のメンバーが参加。
スピーカーとして登壇させて頂きました。

f:id:kurd-m-san:20190508175849j:plain

自由と生存のメーデーでお話させていただきました

近年、入管が仮放免の運用を厳格化しており、仮放免の人が就労したことを理由に収容施設に入れられてしまうこと、収容されてしまうと制度的には無期限の収容が可能であること、収容施設内で帰国を迫られること、
持病の悪化などでどうにか仮放免の許可が出て収容所から解放されても、就労禁止を約束させられ、生活保護や健康保険などの社会保障も受けられないため、生活は困難を極めることなどをお話しました。

登壇した他のスピーカーの方からは、生活保護を受けている当事者の方の発言や、山谷の日雇い労働者の集団生活保護申請、建設現場の外国人労働、トリプルワーカーが直面する労働実態や困難、就職氷河期世代の今後など、非常に多岐にわたり、今の時代の最先端をゆく課題ばかりで大変勉強になりました。

会場には40人を超える人が参加しており、満員で大盛況でした。
Mさんの在特を求める署名にも多くの方がご協力くださいました。

メーデー後にはパーティーがありました。
パーティーで参加者の方が、20年ほど前にトルコのディアルバクルに行ったことがあり、街で警官がクルド人の男性を殴っているのを見た、という話をして下さいました。
子どもを連れたごく普通の人が警察に殴られているのを見て驚いた、とのことでした。
クルド人の迫害はずっと昔から続いていることを実感しました。

とても充実したメーデーでした。

f:id:kurd-m-san:20190507062955j:plain

猫ちゃんがデザインされたフライヤーは素敵でした。多くの参加者の方がMさんの在特を求める署名にご協力してください、大変嬉しく思いました。