写真展2日目です。
掲示物「収容急増の背景は、東京五輪の「治安対策」」。
これを掲示するために、この写真展を企画したようなものです。
五輪のために、治安を乱しそうな外国人を収容して、強制送還しようとする。しかし、実際に収容しているのは、難民申請者や日本人と結婚している人など、帰れない事情がある人も多く含まれています。もちろん五輪で治安を乱すような人たちでもありません。難民申請者は日本に保護してもらうこと、日本人と結婚している人は配偶者とともに日本で暮らしていくことが願いです。五輪で騒ぎを起こす理由など無いのです。
そういった事情を考慮せずに、在留資格のない単なる「不法滞在者」として収容してしまうから、収容所内で自殺や自殺未遂が多発するのです。
ぜひ多くの方にこの実態を知って頂きたいです。
サラリーマン風のワイシャツ姿の人たちが何人も、コーヒーを片手に写真展をご覧になっていました。珍しい光景です。案内板を見ると上の会議室で航空関係の会議があったようです。
海の向こうで起きていることに、敏感な方々なのでしょう。
じっと写真をご覧になっている方が何人かいらしたので、お声をかけてみました。こういう熱心にご覧になっている方とお話しすると、思わぬ出会いがあるのです。
お一人の方はトルコ関係のニュースをチェックされている方で、レフィックさんの写真は、すごいですね!と話してくださいました。
アナトリア通信などのニュースを読んでも「クルドの武装勢力を何人制圧」というような表現が多いので、実際現地でどういったことが行われているのかよく分からなかったが、
レフィックさんの写真を見て、どういうことが現地で行われているかよく分かった。と話してくださいました。
トルコで起きていることは、ストレートにニュースにできないのだと感じました。
話していると、もう1人の女性のお客様が声を掛けてくださいました。いろいろクルド関係の資料を頂けることになり、大変嬉しく思いました。
本当にありがとうございます。
いつも応援してくださる専修大学の先生がご来場されました。本当にありがとうございます。先生は入管前の抗議行動や面会にも参加してくださっていて、 大学教授でいらっしゃるのに、草の根の難民支援活動を温かく見守ってくださる、 理知的でとても優しい先生です。
難民支援のこと、政治のことなど、いろいろお話しできて、嬉しいひとときでした。
夜、帰り際に会場を除くと、懐かしい友達が。
このあだっちさんは14年前の国連大学前のクルド二家族座り込みの時に知り合った方です。
お元気そうで何より。座り込み当時の思い出話しに花が咲きました。
誰も活動をまとめる人がいなくて大変だったけど、でも変にまとめなかったから、あれだけいろいろな人が参加して、長く続けられたのかもね、など話しました。あだっちさんは最後まで座り込みに参加していました。
万策尽きて、逃げ出したくなるような状況でも、当事者とともにそこにいられる人は、とても尊敬できると思いました。
写真展をDAYSJAPANでも紹介していただきました。
多くの方にご来場いただきました。
ありがとうございました!