Mさんは収容所を出た後も、様々な体調の不調を訴えていました。
非常に寒さを感じる、頭がクラクラして自分が何をしているのか分からなくなる時がある、安眠できず寝てもすぐに起きてしまう、食欲がない、頭が痛い、お腹が痛い、スマホの暗証番号などよく使っていたはずのものが思い出せない、など。
早く病院に行かなくてはということで、Mさんはかかりつけ医の診察を受けました。
収容前に飲んでいた薬がもう手元に無いとのことだったので、安眠できるように睡眠薬と、心臓(心筋梗塞)の薬を処方してもらったそうです。血圧については、血圧が100くらいなので、特に薬は必要ないでしょうとのことでした。収容中は血圧が上がるそうです。
医師のお話では、収容所から解放されると、頭が痛い、体が痛い、眠れない、記憶ができない、お腹の調子が悪いなどの症状が、皆、出るそうです。収容中の生活は特殊な環境下にあるので、解放されても本来の日
常生活に戻るのに時間がかかるとのことでした。収容がいかに健康を害するかが分かります、とのご意見でした。