クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

Mさんと面会・Mさんの早期解放のための嘆願書の提出と在特を求める署名の提出

支援会のメンバーが東京入管に行き、Mさんと面会。入管6階の違反審査部門に、Mさんの早期解放のための嘆願書の提出と在特を求める署名の提出を行いました。

Mさんと面会したところ、前回会ったときより髪が伸びていて、収容前の髪型に近い感じでした。白い髪が伸びている様子に、収容の辛さを感じました。顔色は相変わらず白っぽい感じでした。
体調について聞いてみると、ヘルニアの痛みがひどいそうで首の右後ろが腫れていて、痛い。右腕も痛いとのこと。入管からもらった薬を飲んでいるが、なかなか効き目がないそうです。
また、先日、夜中に心臓が痛くなったので、担当職員に、ニトロのスプレーが自分のロッカーの荷物に入っているから、手元に置かせて欲しいと頼んだそうですが、それはできないと言われたそうです。呼んでくれればすぐに来て荷物から出させてあげるからと。Mさんは高血圧のため、心臓が痛くなった時に備えて、緊急用の口腔スプレーを処方されていました。それを手元に置かせてもらえないのは、とても危険だと感じました。
また、仮放免申請が却下されていたことをMさんは知らなかったようで、
却下を伝えると、いつダメになったの!?と驚いた顔で聞かれました。
10月24日か25日だと弁護士さんが言っていましたと伝えると、
そうですか…、と見る間に眉間にしわが寄り、目が険しく、暗い表情になりました。
当たり前ですがかなりショックだったようでした。
急いで、弁護士さんが近いうちにまた仮放免申請を出すと言っていたことと、支援会顧問の雨宮先生からのメッセージと、私たちMさんが早く外に出られるように頑張りますから!と激励して、面会を終えました。

あっという間の30分でした。
Mさんから、8月23日に仮放免が取り消しになった理由が書かれた書類を、受けとりました。が、中はほぼ黒塗りの驚くべきものでした。

面会後、6階の違反審査部門(仮放免許可を出す部署)を訪れ、Mさんの早期解放を求める嘆願書を提出しました。
面会でMさんが首の痛みを訴えていること、緊急用のニトロのスプレーを手元に置かせてもらえていないこと、入管内で近年死亡事故が頻発しているので、私たちはまたそれが繰り返されないか憂慮していること、クルド難民写真展を開き、Mさんの収容の苦境を多くの人に見てもらったこと、その結果、多くの人がMさんの在特を求める署名に協力してくれたこと、残念ながら今回、仮放免申請は却下されたが、引き続き私たちはMさんの仮放免を求めていくこと、代理人弁護士から近日、仮放免申請が出されること、などを伝え、集まった署名を提出しました。

 

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