東京入国管理局の前で、Mさんを励ますための行動を行いました。
こちらの行動はSYI(収容者友人有志一同)のアクションと合同で行いました。SYIは定期的に入管前で収容されている人への激励行動を続けている皆さんです。
SYIの呼びかけで、Mさんと同じクルド人の家族も参加していました。父親が収容されてしまい、非常に困っているとのこと。クルド人の少女数人が、マイクを握りしめ、トルコ語と日本語で懸命にアピールをしていました。涙を流しながらお父さんを早く外に出して!と訴えかける姿は、胸に迫るものがありました。
入管に訪れた多くの人が足を止め、その様子に見入っていました。
この行動は何ですか、と話し掛けてくるひともいました。
入管の周囲をぐるりと周り、収容者に向けての励ましの呼びかけをしました。
その後、入管の6階の違反審査部門(仮放免許可を出すところ)に行き、
SYIが被収容者の処遇改善の申入書を提出、その他、クルド支援団体や、
わたしたちのMさん支援会、クルドの家族が、個別の申入書を提出して、それぞれの人に仮放免を出してもらうよう、窓口の職員に申入れしました。
その後、Mさんの面会に支援会メンバーで入りました。
外での激励行動の声が聞こえていたそうで、いつになく明るい表情でMさんは面会室に
入ってきました。髪がスポーツ刈りのように短くなっていました。
爽やかな感じでしたが、髪はほとんど白髪でした。
いつもは染めているそうですが、収容されて染髪できなくなった模様。
Mさんはまだ40代後半ですが、髪の白さに苦労の跡を感じました。
支援会からの連絡事項として、仮放免するように今日、申入書を出したこと、
明日J-waveでMさんのことを話すこと、DAYSJAPANのツイッターに載ったことなどを伝え、励ましました。
体調を聞くと、あまり良くないそうです。右後ろの後頭部が痛くて眠れなかった他、一昨日の夜19時頃、心臓が痛くなった。自分で胸をマッサージしたら、おさまった。職員にはその時は痛くなったことを言わなかった、などを聞き取りました。
次に痛くなったら、職員にも言って、支援者にも電話か手紙で知らせて下さいと伝えました。
食事については、あまり食べていないとのこと。
薬を飲むために、少し食べている。
口内炎ができてしまい、かなり痛い。
トルコには帰れない。帰ったらどうなるか分からない。
ニュースで見たが、7月と8月に、日本のビザを持っているクルド人がイスタンブールの空港で捕まった。容疑はPKKを助けているというもの。2人はまだ刑務所にいる。
自分もトルコに帰れば、空港で捕まる可能性が高い。
トルコでは、捕まった後、行方不明になる人がたくさんいる。
面会はこのような感じでした。