クルド人難民Mさんを支援する会 ブログ

日本で難民申請をしているクルド人の難民、Mさんを支援する会のブログです。支援の状況をタイムリーにお知らせします。 支援会本サイトはhttp://chechennews.org/msan/です。

展覧会最終日

展覧会最終日です。外は大雨でしたが、お客様がいらっしゃいました。ありがとうございます。ちょうどこの日は衆議院選挙の投票日だったので、選挙のことなどをお話ししました。

「先生、結局 誰に投票すればいいんですか」の看板をご覧になり、日本はもっと政治のことを話し合える風潮が必要だよね。と仰っていました。

 

 難民問題はまだまだ世間で知られていない社会問題です。今回の選挙でも、誰か難民について発言しないだろうかと思っていましたが、残念ながら、麻生氏の北朝鮮から難民が押し寄せてきたときの対応などの発言くらいしかなく、内容も、排除を念頭に置いた残念なものでした。日本は国連の難民条約を批准しており、難民を保護する義務を負っています。しかし、この間の対応を見ると、どういう訳か、保護ではなく排除を前提に制度を運用している向きがあります。そういったことも含め、これからも発信していければと思いました。
 今回は、準備も展示も短期間の意見広告展、クルド難民写真展でしたが、多くの方にご来場いただきました。

 クルド難民Mさんの支援については、署名もたくさん集まりました。Mさん解放のためのアクションのもご協力いただけました。本当にありがとうございました。これからもMさん解放に向けて、頑張っていこうと思います。

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写真展5日目

展覧会5日目。今日も雨模様でしたがたくさんのお客様にご来場いただきました。ありがとうございます。
写真展の展示をご覧になっている男性から、仮放免の制度がよく分からないとご質問を受けました。簡単に言うと、正規の在留資格のない人(短期滞在の期間を過ぎて日本にいるオーバーステイの人など)が入管に出頭して難民申請すると仮放免という法的地位になります。
仮放免中は就労ができないということは、例えば、収容されている人が仮放免が許可されて入管の外に出ても、仕事はできないということですか?とのご質問だったので、そうです。とお答えすると、驚いていらっしゃいました。制度としておかしいのでは、とのご感想でした。全くその通りなんです。ありがとうございます。
ご家族連れでおいで下さった皆さんも。お子様たちはハロウィンコーナーを楽しんで下さったようです。ありがとうございます。
夜、展示替えをしていると、女性のお客様が来てくださいました。遠方から来てくださいました。本当にありがとうございます。展示を熱心にご覧下さり、日本は難民の条約に入っているんですよね?なぜ難民を助けないんですか?と、非常にごもっともな質問を頂きました。壁に貼ったフローチャートを使って説明させていただきました。難民認定の制度はあるものの、審査が異常に厳しくて、ほとんどが不認定になっているとお話ししました。それはひどいですね!と憤っていらっしゃいました。
たくさんのお客様にご来場いただきました。本当にありがとうございました。

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同時開催の意見広告展が、10月21日の東京新聞の朝刊で紹介されました。意見広告展にもたくさんのお客様がご来場されました。ありがとうございました。難民問題にも関心を持って下さった方もいらして、大変嬉しく思いました。本当にありがとうございました。

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写真展4日目

写真展4日目。今日も雨がちでしたが、難民写真展の展示に熱心に見入っている方がいらっしゃいました。展示についてたくさん質問してくださいました。クルド難民の子ども達が、日本の公立の小中学校に通っていることや、収容されている人はどのようにすれば解放されるか、などを質問してくださいました。難民問題に関心をお持ち頂き、本当に嬉しく思いました。ありがとうございます。
 フォトジャーナリストの広河隆一さんが、写真パネルを寄贈してくださいました。ありがとうございます。以前、広河さんがトルコで撮影されたクルド民族の写真とのこと。早速、会場に展示させていただきました。
 展覧会も残すところあと2日間となりました。台風が近づいてきているようで、お天気と投票率が心配ですが、よろしければご来場下さい。

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写真展3日目

展覧会3日目です。雨が続いていますが、お客様がお見えになりました。ありがとうございます。

難民写真展をご覧になった方が、「アメリカや欧米が難民の受け入れを抑制したことを、日本は批判できないよね。日本はほとんど受け入れもしないで、来た難民を排除しようとしているんだから」と話してくださいました。その他「この入国管理局の施設はどこにあるの?」とも。入管の収容所があるということが、ほとんど知られていないことも、入管問題が社会に浸透しない一因だと思いました。

ご来場本当にありがとうございました。

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写真展2日目です

写真展2日目です。朝からスタートということで、いろいろな方が足を止めて作品をご覧になってくださいました。

 女性3人でおいで下さった方は、Mさんの写真とキャプションを熱心にご覧下さいました。Mさんの在特を求める署名もして下さいました。本当にありがとうございます。

 難民写真展に写真をご提供下さった方がご来場されました。いつもお世話になり本当にありがとうございます。同時開催の意見広告展は、選挙がテーマなので、立憲民主党のパンフを手に記念撮影。
 看板パネルの前で笑顔の男性。Mさんの早期解放を求めるアクションシートに署名して下さいました。本当にありがとうございます。
 夜は3階のホールで試写会があったため、多くの方が会場で列を作られました。並んでいる間に作品を見てくださる方もたくさんいらして、嬉しい限りでした。本当にありがとうございます。普段難民に関心が無い方にも、難民問題を知るきっかけになれば嬉しく思います。

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写真展スタートしました!

写真展スタートしました!

Mさんの写真の他、Mさんの早期解放を求めるアクションの呼びかけや、在留特別許可を求める署名もご用意しています。ぜひご協力ください。

クルド難民写真展「なぜ難民が収容所に入れられるのか ~収容所からの苦しみの声~」2017年10月17日(火)~10月22日(日9:00~21:00※初日19時から。最終日17時まで。日本教育会館1階 一ツ橋画廊

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10月14日(土)Mさんから電話が

10月14日(土)の18:50頃、Mさんから電話がありました。
(やけに雑音混じりで、ときおり声がブツブツ途切れました。)

自分はいつ頃、仮放免の結果が出るだろうか、と聞かれました。
東京入管には十数人のクルド人が収容中なのだが、その中の2人に仮放免が出たとのこと。自分にもそろそろ仮放免の結果が出るのではないかと思ったそう です。

体調について聞いてみると、
胃が相変わらず痛いが、入管でもらった胃薬を飲んでも効かず、痛いままとのこと。
また、頸椎ヘルニアの薬も飲んでいるものの、胸や背中や腕の痛みが以前より強くなってきて、とても痛い、とのことでした。

収容によってMさんの健康状態は確実に悪化していると感じました。

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